自作キーボードのキー配置をRemapで設定してみた

はじめに

自作キーボードキットAngel70を購入したときの記録です。 すでに作成、設定を終えて使用しています。購入、作成、設定の3回に分けて公開する予定です。

Angel70キーボード

購入:Angel70キットを購入してみた - y-kitaroのブログ

作成:Angel70キットを組み立ててみた - y-kitaroのブログ

今回はキー配置をMacWIndowsに対応させながら好みの設定を模索していきます。 [:contents]

Remapを使う

キーの設定を変更するためにRemapにアクセスします。

remap-keys.app

キーボードを接続し、「START REMAP FOR YOUR KEYBOARD」をクリックします。 キーボードの選択画面でキーマップを変更するキーボードを選択するとキーマップの変更画面に入ります。

キーボードの選択画面
対象のキーボードが表示されない場合は「+KEYBOARD」を選びキーボードを追加します。 「remap-keys.appがHIDデバイスへの接続を要求しています」とポップアップが表示されるので、対象のキーボードを選択し、接続をクリックするとキーマップの変更画面に入ります。
キーボードへのアクセス許可

設定画面ではドラッグ&ドロップでキーを変更し右上の「flash」で書き込みを行います。

これでキーマップを変更する準備ができました。 次は実際にキーを変更していきます。

Windows用の設定

WIndows用のキーマッピングはレイヤー0とレイヤー1に設定します。 レイヤー0を通常時のキー配置、レイヤー1を同時押しで使うキー配置にしていきます。

レイヤー0とレイヤー1のキー設定

レイヤー0の特徴

  • CapsLockキーにレイヤー1への切り替えスイッチを設定
  • 左のスペースキーに無変換を設定
  • 右のAltに変換を設定
  • 右のshiftキーに\を設定

レイヤー1の特徴

  • `キーでescキー
  • 数字キーでファンクションキー
  • Fで→
  • Bで←
  • Pで↑
  • Nで↓
  • AでHome(カーソルを先頭に移動)
  • EでEnd(カーソルを文末に移動)
  • 右のshiftキーに¥を設定

また、次のショートカットをマクロとして登録しキーに割り当てました。

  • Sでctrl+S
  • Zでctrl+Z
  • Xでctrl+X
  • Cでctrl+C

MOスイッチはキーを押している間だけ別のレイヤーに切り替えることができます。 CapsLockキーに割り当てることで、Macのようなホームポジションでカーソルを動かせる環境を再現しています。

またWindowsのOS側で変換、無変換をIMEのオンオフに割り当てることでMacのJISキーボードの英数、かなキーを再現できます。

Mac用の設定

Mac用のキーマッピングはレイヤー2とレイヤー3に設定します。 Windows同様、レイヤー0を通常時のキー配置、レイヤー1を同時押しで使うキー配置にします。 ただし、Macはcontrolを使ったカーソルの移動が元々できるようになっているので、それを邪魔しないような設定にしています。

レイヤー2とレイヤー3のキー設定

レイヤー2の特徴

  • 左下Fnキーにレイヤー3への切り替えスイッチを設定
  • 左のスペースキーにLang2を設定
  • 右のAltにLang1を設定
  • CapsLockにctrlを設定

レイヤー3の特徴

  • `キーでescキー
  • 数字キーでファンクションキー

日本語入力、英語入力の切り替えはWindowsの変換、無変換で操作できないため英数キー、かなキーを割り当てる必要があります。USキーの状態では割り当てられているキーがわからないため、キーボードをJISに切り替えます。

キーボード言語設定

右上のキーレイアウト選択でJapaneseを選択することで、JISキーボードでのキーを確認することができます。 Macの英数、かなキーはUSキーボードではLang2、Lang1になっていることがわかりました。

設定の切り替え

WIndows用の設定からMac用の設定の切り替えと、Mac用の設定からWindows用の設定に切り替えるためのキーをそれぞれ割り当てる必要があります。 レイヤーの変更にはTOスイッチを使います。 TOスイッチは一度押すとレイヤーを切り替えることができます。 今回はMOスイッチで切り替えたレイヤー1、レイヤー3のInsertキーに、別のOS用設定へレイヤーを切り替えるTOスイッチを設定しました。

終わりに

キーボードのキー設定を自分の好みに変更しました。 使っていて不便なところがあれば都度変更できることがメリットだと思います。