はじめに
自作キーボードキットAngel70を組み立てたときの記録です。 すでに作成、設定を終えて使用しています。購入、作成、設定の3回に分けて公開する予定です。
購入:Angel70キットを購入してみた - y-kitaroのブログ
組み立て前に
手順の確認
まずはAngel70のビルドガイドを確認して、作成手順をイメージしました。
一通りイメージができたのでキットの組み立てを始めていきます。
半田ごての準備
スタンドのスポンジに水を含ませて用意します。私が使った半田ごてはコンセントに差し込むとスイッチがONになるタイプのため使用する直前にコンセントに差し込むようにしました。 また窓を開ける等、換気できる状態にします。
組み立て
ダイオードの半田付け
まずはダイオードの半田付けを行っていきます。 ダイオードの向きに注意しながら基盤に差し込み半田付けをします。 ダイオードはこのままの向きで次のように差し込みます。 黒い太線がある方を目印に向きを揃えて半田付けしていきます。 半田ごてを使用するときは火傷しないように半田ごてをスタンド等に置くことや、部屋の換気を徹底して行います。
リセットスイッチとOLEDソケットの半田付け
キーボード右上のリセットスイッチとOLEDのソケットを半田付けします。
パネルとスタビライザーの固定
左Shiftを取り外し、切断箇所をヤスリで整えます。またスタビライザーをつけて基盤とプレートを合体させます。パネルにスタビライザーとスイッチをはめて裏から確認すると次のような状態になります。 BackSpace、Enter、右スペース、左スペース、CapsLockの箇所にスタビライザーを装着して基盤と合体させます。
キースイッチの装着
続けてキースイッチをつけていきます。 スイッチのピンが曲がらないように装着し、裏面からピンが僅かに出ていることを確認します。 曲がってしまった場合は真っ直ぐに直します。 ピンが全て正しく刺さっていることが確認できたら半田付けをしていきます。 左Shiftのキースイッチはパネルで固定されないため半田付けをするときに手で押さえながら装着しました。
ProMicroとOLEDパネルの装着
ProMicroとOLEDパネルを装着し半田付けを行います。 基盤と比較してProMicroのピンの数が1つ少なくなっています。一番右側の穴を開けたままにしてProMicroを装着します。 OLEDパネルはソケットを通して基盤と接続します。
キーの反応確認
ProMicroをつけたことでPCに接続できるようになったのでキーが反応するかを確認します。
まずはファームウェアの書き込みをします。ビルドガイドに従ってqmk-toolboxとangel70用ファームウェアを用意します。qmk-toolbox.exeをダウンロードしました.。 私の環境では関連するライブラリのインストールが必要なため、画面の指示に従ってインストールを実行しました。
qmk-toolboxを起動し、angel70のファームウェア書き込みをしましょう。 キーボードを接続し、リセットボタンを押すことで書き込みが開始されます。 「Caterina device disconnected」のログが表示されれば書き込みが完了して接続が解除されます。
続けてRemapでキーが動作するかを確認します。
「START REMAP FOR YOUR KEYBOARD」をクリックしてAngel70を選択します。 横三点リーダから「Test Matrix」を選択し、キーボードの動作を確認します。 全てのキーの色が変わればキーの動作チェックは完了です。
アクリルパネルの装着
動作が問題ないことを確認できたのでアクリルパネルを装着します。 アクリルパネルの保護フィルムを剥がすのに苦戦しましたが、端からではなく少し内側を引っ掻くようにして剥がすことができました。ただし、引っ掻く場合はアクリルパネルに傷がつかないように気をつけましょう。
キーボード前面上部のアクリルパネルを装着します。 スペーサーとアクリルパネルを先につけてから本体につけると楽に装着できました。
キーボード背面のアクリルパネルを装着します。
最初にアクリルパネルとスペーサをネジで固定します。
次に本体の穴に合わせて背面のパネルを装着します。 うまく入れることができたら上部のネジから締めていき動かないようにします。
最後に前面の6箇所をネジで固定したらアクリルプレートの装着は完了です。
キーキャップの装着
キーキャップを装着します。 スタビライザーのあるキーは十字の穴に合うようにキーキャップを装着していきます。 キーの上下を間違えて装着しないように気をつけましょう キーキャップを外すときはキーキャップリムーバーを使います。 キーキャップを全て嵌めれば完成です。