はじめに
6月末の値上げ前に滑り込みで購入し、7月初めからMacBook Air M5を使い始めました。

迷った末にMacBook ProからMacBook Airに乗り換えた経験から、大半の人にはProではなくAirで十分であることについて、実際に使ってみての感想や使用感と共に記載します。
Mac利用歴
参考までに、私のMacの利用歴は以下の通りです。 主な用途はコーディングと普段使いのWebブラウジングです。 Appleは対応を頑張っていることは知っていますが、Macとゲームはどうしても相性が悪いと考えているため、Macではゲームをしないようにしています。
- MacBook Air 13インチ (2017)
- MacBook Pro 15インチ (2018)
- MacBook Pro 16インチ M1 Pro
- MacBook Pro 14インチ M3 Pro
その他に、業務で以下のMacを使ってスマホアプリの作成をしていました。
- Mac Mini (2018)
- MacBook Pro 13インチ (2018)
- Mac Mini M3
MacBook Air M5を実際に使ってみて
今回私が購入したMacBook Air M5の構成は、「10コアCPU / 10コアGPU、メモリ24GB、ストレージ1TB」です。メモリを24GBまで積んでいるため、開発用途でも余裕を持って対応できるスペックにしています。
携帯性と機動力の向上
直前まで使っていたMacBook Pro 14インチと比較して、軽量になったことで機動力が劇的に向上し、常に持ち歩くデバイスへと役割が変化しました。
体感としてはiPadと同じポジションに収まると感じています。いずれはどちらかに集約したいです。
数値で見ると、MacBook Pro 14インチが約1.6kgなのに対し、MacBook Air 13インチは約1.24kgです。よく例えに出されるのは500mlのペットボトル1本弱ほどの違いです。
以前は重さがネックでほとんどデスクに置いたまま使っていたため、結果的にデスクトップPCと役割が重なっていました。 しかしMacBook Airに変えてからは、どこへでも気軽に持ち出せるようになりました。処理性能に不足は感じないため、場所を変えても今までと全く同じ感覚で快適に作業ができています。
また、バッテリー持ちについても非常に優秀です。 1日中使っても電源が切れることはなく、感覚としてはiPadのように気づいた時に充電するという運用が可能です。
ファンレス構造のメリットとデメリット
MacBook Airの最大の特徴は、冷却用のファンを持たないファンレス構造であることです。ファンを排除したおかげで、MacBook Proと比較して圧倒的な薄型・軽量ボディを実現しています。元々MacBookはファンが静かなためファンノイズは気にならないのですが、薄型化や軽量化の観点でファンレスは大きな要素です。
一方で、冷却は自然放熱に頼ることになるため、連続して重い処理を実行すると本体の底部が熱くなります。 私の用途では、主に大量のデータ処理やビデオ通話などで熱を感じることがありました。
しかし、熱くなっても動作がもたついたりフリーズしたりするような問題はなく、処理が終了してしばらくすると温度は自然と正常に戻ります。夏場はエアコンの風を直接当てたらすぐに低音状態になります。そのためファンレスであることでデメリットを感じることはありません。
君にMacBookProは必要ない
本題です。 結論から言うと、大半の人はMacBook Proを買う必要はありません。MacBook Airで事足ります。
ブラウジング、ビデオ通話、コーディング作業など、ラップトップがカバーするべき用途の範囲は、MacBook Airで完全に実行可能です。
AIの重い処理やゲームなどは、そもそも熱設計に余裕のあるデスクトップPCやクラウド環境で実施すべきであり、うまく棲み分けができます。 その上で、日常的な機動力と実用的な性能を高い次元で両立したMacBook Airこそが、今もっとも買うべき端末なのです。
ゲームをしたいならWindowsを買ってください。 AIはクラウドやデスクトップで実行してください。 これらはラップトップでやるべきことではありません。
おわりに
テクノロジーの利用方法には波があります。 高度な処理や巨大なサービスが、最初は限られた環境でしか動かなかったものが、デバイスの性能向上によってやがて個人の手元で動かせるようになります。そしてまた、さらなる高度な処理がクラウドや専用機に集約され、しばらくして手元で動かせるようになるというサイクルです。
今、AIの学習や推論のような非常に重い処理は、まだクラウドや強力なデスクトップPC側で行う時期にあります。 だからこそ、普段手元で動かすラップトップに対しては、何でもできる絶対的な性能ではなく、どこへでも持ち出せる気軽さ・機動力を求めるべきではないかと思います。
Apple Siliconによって現在のMacBook Airは、一昔前のMacBook Pro以上の高いポテンシャルを秘めています。その圧倒的な基礎能力があるからこそ、重くて分厚いProをあえて選ぶ必要がなくなり、薄くて軽いAirを自信を持って選択できるのです。
時代の流れとMacBook Airのデバイスとしての完成度の高さから、今、Macを検討するのならMacBook Airを選ぶべきです。