UTM を使って Fedora をインストールしてみた

UTMを使って仮想環境にFedoraをインストールした時の手順記録です。

実行環境やバージョンは以下になります。

  • OS:MacOS Ventura
  • 使用するソフト:UTM ver4.4.5
  • インストールするOS:Fedora Workstation 39

OSイメージとソフトの準備

まずはFedora WorkstationのISOイメージをダウンロードします。

Fedora Workstation | The Fedora Project

以下の赤枠を選択してARM用のイメージをダウンロードします。

ISOイメージのダウンロード

続けてUTMのダウンロードとインストールを行います。

UTM | Virtual machines for Mac

リンク先でUTMのdmgファイルをダウンロードします。

UTMのダウンロード

ディスクマウントを開いてUTMをインストールします。

UTMのインストール

これでOSイメージとソフトの準備は完了です。

環境の作成

次はUTMで環境の作成を行います。先ほどインストールしたUTMを起動し、新規仮想マシン作成をクリックします。

今回はARM用イメージを使用するため仮想化を選択します。

 環境選択

OSではLinuxを選択します。

OSの選択

次のページでは先ほどダウンロードしたFedoraのISOイメージを選択します。

ISOイメージの選択

続けてハードウェアの設定をします。ここでOpenGLアクセラレーションは無効にします。有効にしている場合、起動に失敗します。

ハードウェアの設定

画面の指示に従って ストレージ、共有ディレクトリ、概要を設定し環境の作成は完了です。

OSのインストール

作成した環境を起動してOSのインストールを行います。

環境を起動すると「Display output is not active.」が表示されるので待機します。

しばらくすると次のような画面になるので「Test this media & start Fedora-Workstation-Live 39」を選択します。

ブート画面
 

起動すると次のような画面になるので画面の指示に従ってインストールを行います。

Fedoraのインストール画面

インストール完了後に再起動を行う必要があります。 再起動時はマウントしているISOを解除してから起動する必要があります。

以上でOSのインストールは完了です。

おわりに

UTMを使って仮想環境にFedoraのインストールを行いました。

今回構築した環境を触りながらLinuxについて知っていきたいと思います。

最後に、アプリおよびOS、ディストリビューションに関連するリポジトリ等をメンテナンスしている皆様に感謝いたします。