5月21日にMicrosoftから、Copilot+とSnapdragon Xを搭載した新しいSurfaceシリーズが発表されました。
その中で新しいSurface Pro について競合になりそうなタブレットPCであるminisforum v3と比較をしながらまとめました。
基本情報
Surface Pro 11 | Minisforum V3 | |
---|---|---|
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon X Elite/Snapdragon X Plus | AMD Ryzen 7 8840U |
ディスプレイ | 13インチ, 2880×1920ピクセル | 14インチ, 2560×1600ピクセル |
バッテリー | 最大 14 時間のローカル ビデオ再生, アクティブな Web 使用時間は最大 10 時間 | 最大8時間以上 |
重量 | 895g | 930g |
インターフェース | USB-C(USB 4)×2, Surface Connect1 | USB-4 ×2, USB-C (VLink |DP-in ), SDカード, オーディオジャック |
無線 | WiFi 7, Bluetooth 5.41 | WIFI 6E, BT5.3 |
価格 | 20万7680円~ | 20万9980円~ |
Surface Pro
minisforum V3
Minisforum V3 3in1タブレットstore.minisforum.jp
比較
Surface Pro 11とMinisforum V3の基本仕様で気になったポイントを比較してみました。
プロセッサ
プロセッサについては、Snapdragon Xとx86互換のAMD Ryzenチップがそれぞれ搭載されています。
両者の違いはOSのバージョンにも影響しており、arm版とx86版のWindowsがそれぞれインストールされています。
とりわけCopilot+にはNPUの要件として40TOPSの性能が必要ですが、現行のIntel AMDプロセッサではこれを満たしていないため、しばらくはSnapdragonの独占状態が続くでしょう。
インターフェース
インターフェースについては単純に比較するとMinisforum V3の方が優れているように見えます。
Surfaceと比較してUSB端子が一つ多く、SDカードやオーディオジャックがついています。
一方で、SurfaceはSurface Connectで充電やドックへの接続を行える点がありますが、専用端子であることはマイナスポイントと言えるでしょう。
価格
価格については、付属品や構成の差を考慮すると以下のようになります。
Surface Pro 11 | Minisforum V3 (16GB RAM) | Minisforum V3 (32GB RAM) | |
---|---|---|---|
プロセッサ | Snapdragon X Plus | AMD Ryzen7 8840U | AMD Ryzen7 8840U |
RAM | 16GB | 16GB | 32GB |
SSD | 512GB | 1TB | 1TB |
キーボード | キーボード単体で29920円, ペンとセットで45320円 | 付属 | 付属 |
ペン | 15950円またはキーボードとセット | 5690円 | 5690円 |
付属品全て含む金額 | 24万0680円 | 21万5670円 | 24万5670円 |
- minisforumは常時4万円前後の割引をしていますが計算には含めていません。
構成と付属品、値段を比べると(割引があれば)Minisforum V3のコストパフォーマンスが高いことがわかります。
一方で、Surface Pro 11は数値では割り高ですが、プロダクトとしての完成度やCopilot+の機能に価値を感じるのであれば妥当性があると思います。
終わりに
新しいプロセッサとCopilot+は非常に興味深くSurface Pro 11はとても気になる端末です。 また、Copilot+が今後のWIndowsのスタンダードな機能になるのであれば、早期に体験し使いこなせるようになりたいと思いました。