はじめに
先日発売された、Keychron K3 Pro のJIS配列バージョンを購入しました。 外観や使用するにあたってのMacとWindows用のキー設定について記録していきます。
Keychron K3 Proについて
Keychron K3 Pro JISは、QMK/VIAカスタマイズに対応するロープロファイル・ワイヤレスキーボードです。JIS配列で、Gateronのロープロファイルメカニカルスイッチが搭載されています。
以前、キーボード探しをしている時に候補としてあげていたキーボードです。
この時はUS配列版しか発売されていなかったため購入を見送っていました。
しかし、5/17に技適認証を取得したJIS配列版の発売が開始されました。
開封
発売日にヨドバシドットコムで注文しました。注文時は納期未定となっていましたが5/23に発送連絡、5/24に商品到着でした。
さっそく開封していきます。
付属品は以下のようになります。
- キーボード本体
- USB Type-A to Type-C ケーブル
- Windows用キーキャップ
- キーキャップリムーバー
一般的なJIS配列を踏襲していますが以下のような特徴があります。
- カーソルキーが横一列に並んでいる
- スペースキーが長い
- 右Ctrlがない
- Windows用のLangageキーがない
端子はType-Cです。付属のケーブルを使う場合はType-Aが接続できる必要があります。 また、スイッチで有線/無線接続とWindows・Android/Mac・iOSを切り替えることができます。
スタンドを使用することで高さが調節できます。 また、キーボードの手前から奥にかけて段差があり押しやすさが工夫されています。
キー設定の変更
MacとWindowsで使用するためのキー設定を行います。 このキーボードは側面にあるスイッチでレイヤーを切り替えることができます。 それぞれ、Mac/iOSがレイヤー0、レイヤー1に、Windows/Androidがレイヤー2、レイヤー3に割り当てられているので、対応するレイヤーの一部を変更していきます。
以下のページからVIAで使用するためにキーボードに対応したJSONファイルをダウンロードします。
VIAとKeychronキーボードの接続及びご使用方法 | kopek|
・K3 Pro JIS White LED用キーマップJSONファイルをダウンロード
からダウンロードしました。
まずはMac用の設定から変更してきます。 Macのキー配置はデフォルトで完成されているためそれほど変更する必要はありません。
レイヤー0の特徴
- capsLockキーでctrl
- ctrlキーでcapsLock
- shiftキーで↑
- 左キーでshift
- 上キーで←
レイヤー1の特徴
- shiftキーで↑
- 左キーでshift
- 上キーで←
続けてWindows用の設定を変更していきます。 Macのようなカーソル移動ができるように変更を行います。
レイヤー2の特徴
- capsLockキーで押している間だけレイヤー3に切り替え
- shiftキーで↑
- 左キーでshift
- 上キーで←
レイヤー3の特徴
- shiftキーで↑
- 左キーでshift
- 上キーで←
- Fで→
- Bで←
- Pで↑
- Nで↓
- AでHome(カーソルを先頭に移動)
- EでEnd(カーソルを文末に移動)
また、次のショートカットをマクロとして登録しキーに割り当てました。
- Sでctrl+S
- Zでctrl+Z
- Xでctrl+X
- Cでctrl+C
使用感について
今回は初めてキースイッチが茶軸のものを使用しました。 キーボード本体は品質が高く、使っていて気持ちがいいと思いました。 無線での使用も遅延等の問題なく使用できています。
カーソルキーが横に並んでいる点についてはVIAの設定でShiftキーを上キーに設定して従来のカーソルキー配置を再現し、以下のようにキーキャップを交換して対応しました。 カーソルキーについては配置が再現できれば感覚で対応できるため大きな問題ではないと判断しました。
スペースキーが長いことについては設定で対応することはできません。 入力をする時はかなキー、英数キーを初めに押してしまう癖があるため、間違えてスペースを押してしまうことがありました。理想はCキーの下に英数があることですが、使用していく中で慣れていくしかないと思います。
終わりに
JIS配列、ロープロファイル、キー設定が自由に変更できるキーボードの候補は多くありません。 その中で最もオススメできるのは今回のキーボードだと思います。